お世話になります。
千信不動産の赤間です。
久々の連休で、今まで見そびれていた録画を
見ることができました。
クローズアップ現代「村田諒太 世紀の一戦の果てに」
内容はゴロフキン選手との統一戦を終えて、村田諒太選手が
語り、本人が現在の「思い」を話してくださった内容でした。
今、いろいろと頑張っているけどうまくいかない人。
勇気がなくチャレンジできない人。
恐怖に支配されている人。
私のような弱い人間に、勇気を与えてくれるお話でした。
心に残った言葉を書きましたので、
これを読んで、頑張っている人に
村田選手の言葉ですが、
ちょっとでも響けばいいなと思います。
村田選手の語りです。
試合前から、「これは自分へのチャレンジだ」と言い続けてきたので、その気持ちが少しは働いてくれたのかなと思います。
高校3年生の時、初めて全日本選手権の決勝までいって、普通にやればいい勝負ができる相手だったのに、相手の評判にビビッて1ラウンドで負けました。
もうひとつ、北京オリンピック予選の時、外国人には勝てない、ミドル級じゃ世界には通用しないという心理が働いていて、勝負できなかった。相手じゃなくて自分に負けてしまった。だから僕は強くなりたいとずっと思ってきました。
じゃあ強いとは何か。相手に勝つとか負けるとか、それはもう神様が決めるところ。だから自分を認めてあげれるかどうかだと。
自分が逃げない。同じ過ちを繰り返さない。あの時の悔しい、情けない思いをした自分を乗り越える。そこに今回の試合の意味があったと思います。
「でも慣れないもんですよ。恐怖に慣れる、恐怖がなくなることが大事かというと、別にそうじゃない。恐怖のままでいいんだと思いました。だって怖くないわけないじゃないですか。
結局、勇気は恐怖とともにあると思うんです。だから怖くてもいい。怖いけど進むんだ。最終的には、そういう気持ちになれたので、それが悪いとは思わない。それでいいんです。」
「こんなに「かけがえない日々」はないですよ。でも、もう1回経験しろと言われたら、嫌です。絶対、断固拒否。試合も含めて断固拒否します。
恐怖や緊張はないほうがいい。僕だって今言ったように避けたい。もう1回味わうのなんて嫌だ。だけど結果として、そこに立ち向かうことが、人間を作っていく。すごくありがたい機会をくれた。恐怖というものが人生において、絶対的なマイナス要因ではないということを、今すごく感じます。」
「上ばかり見て、お酒飲んでちゃんと見ちゃいない。でもね、桜が咲くのは1週間、2週間ぐらいじゃないですか。そして儚く散るけど、根を張って幹がしっかりしているから来年も咲き誇れる。「練習」はその幹の一部。まさに幹が「人間」だと思うんです。
自分という人間がしっかり根を張って、幹がしっかりしていれば、夏を耐えて冬を耐えて、また春が来ると思える。桜の美しさはそこにある。
桜って、「儚く散る」というイメージで使われやすいですけど、違うと思うんです。一瞬で散るけど違う。その一瞬のために幹や根があり、時期が来れば花を咲かせる。だからその幹であり根である「人としてどうあるか」。その部分が大事なんだと、桜の木を見て感じます。」
壮絶な戦いを終えて、傷だらけの顔で語ってくれました。
(ありがとうございます。)
感じ方は人それぞれだと思いますが、
根本的なこと。「人間」をリアルに語ってくれた村田諒太選手。
久しぶりに年甲斐もなく胸が熱くなりました。
引退を視野に入れているような事を言っていましたが、
個人的にはもっとボクシングを続けてほしいですし、
また、お疲れ様でしたとも思います。
機会がありましたら、実際の映像で、
村田諒太選手本人の語りで、是非ご覧になって下さい。
きっと勇気を与えてくれますよ。
これからも、チャンピオン村田諒太選手を応援していきます。